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国立後期試験ーームスコの話

みなさん、こんにちは。

次世代の女性を応援するコーチ・メンターの畑さち子です。

 

友人のFacebookやニュースを見ていて、「ああ、国立後期の試験だったんだなあ~」と思いました。

いずれ2人の子どもたちのこともこのブログで書きたいなあ、と思っていたのですが、(もちろん自分自身のことのようにはあけすけには書けませんが(^_^;)

なんか急に何年も前の「今日」のことを書きたい気持ちになりました。

本当は時系列にムスメ(第一子)のことから書くのが順序ってもんなのでしょうが、例によって場当たり的ですね(笑)。

 

早いもので、もう10年も前になってしまうけれど、「今日」。

 

そもそもうちのムスコは中高一貫の私立男子校に通っていたのですが、全く勉強せず。

(このムスコとの関わりについては、私も考えたり学んだりしたことが山のようにあるのですが、今日は「国立後期試験」の話なので勉強にフォーカスしますね。)

成績も超低空飛行で、学校からの呼び出しの電話におびえる私。

いや、本当に。

それも部活に熱中するあまり、、ならまだ話もわかるが、学校に行くのと友達と遊ぶのと、食事する以外はずーーと寝ていたのですよ、何年も!。

(入っていたサッカー部はいつの間にか、やめていました。

あれもびっくりしたなあ~~(~_~;))

正確に言うと、学校でも寝ていたし(文字通り試験中もー答案用紙配られてからも名前書いた後にー寝ていたらしい。そりゃ、赤点にもなりますわな(^_^;)

通学の電車の中でも寝ていたらしい。(当時の東急東横線は渋谷終点で、終点でも車掌さんが見回りに来ないので、寝続けて何往復もしていたらしい(^_^;)、今なら埼玉まで行ってしまいますが。。)

今、こうやって書いていると笑えますが。。。

 

けど当時はそんな余裕も無く、当たり前ですが、私はとても心配だったし、困惑したり、泣いたり怒ったりしたけれど、本人動ぜず。

寝続ける。

おそらく一つの転機は、高2の途中くらいからコーチングを受け出したことなのですが(その経緯はまた追々)、それでもずっと寝ていて成績も超低空飛行。

よく墜落しなかったもんですよ。

 

それが高3になって、人が変わったように勉強しだし、

(聞いたら「大学には行こうと思っていて、それには勉強するしかない」ともともと思っていたらしいです)

私は「勉強しだしてうれしい」というより「急に寝ずに(といっても、その時でも8時間くらいは寝ていましたが(^_^;)

慣れない勉強して身体を壊すんじゃないか・・・」と心配でした。

なんか極端な男だなあ。。

やっぱり今になると笑える。。

 

一人で、ただ黙々とガシガシと勉強を続けていましたが、塾にも行っていなかったので、あまり模試も受けず、一体どれくらい成績が上がっているのか上がっていないのか、私にはよくわかりませんでした。

(本人はわかっていたのかもしれないけれど、何にも言わないし。。)

 

で、センター試験ではちょっと失敗もあったようですが、まあ、首の皮一枚つながった感じで、本番に臨みました。

寝て暮らした5年間のことを思うと、とても上手くいきそうにない気もしたし、

ど根性な最後の1年間のことを思うと、なんか上手くいきそうな気もしました。

けど、結果は行きたい大学(国立前期と私大数校)ではサクラ咲かず。

 

あの時、私もけっこう自分と向き合って考えてたんですが、

本当に私が願っていたのは、有名大学に合格して欲しいのではなく、ただ

「笑って。笑っていて。」ということだけでした。

だからムスコから笑顔が消えたのは本当に辛かったです。

 

センター試験から後期試験までは本当に長かったです。

どんどん周りも決まっていくし。

まあ、本人が一番「長さ」を感じていたでしょうけど。

 

で、後期試験(前期とは違う大学。なぜなら後期は募集人数が少ないので、前期より偏差値が上がります。)

から帰ってきた夜。

「結果はともあれ、とにかく今日で終わったよ。

今までサポートいただき、ありがとうございました。」

 

私は涙が出るほど嬉しくて(本当に涙がこぼれました)

「その言葉だけで十分だよ。

もう大学なんてどうでもいいから!」と言うと

ムスコ、私の手をはねのけ

「そんなわけにいくかいっ!!」と怒りました(笑)。

 

結局、後期に合格した大学に行くことになるのですが、最初はうれしさ半分な感じ。

(仮面浪人の可能性も残しながら)

けれど、行ってみたら、まさに自分がやりたいことが存分に出来る大学で、研究室入り浸り、部室(ロボット製作の部)入り浸り。

ほとんど大学に住み込んでいましたね。

あんなに寝ていたヒトが何日も徹夜して、プログラムを作っていました。

あの超~マイペースなヒトが大所帯の部の部長を務めたりもしました。

家に帰ってこないので、ムスコがエントリーしているIT系のコンテスト(じゃなくて、なんて言うんだったっけかな?)をこっそり見に行ったりもしました。

がんばっている姿が本当にまぶしかったし、

本当に誇らしかったです。

ムスコの笑顔がたくさん見ることが出来て嬉しかった。

 

本当にここで彼の人生のサクラ、咲きました。

 

私が当初考えていた順番を変えて、今これを書いているのは、もしかしたら受験生のお父様、お母様も読んでくださっているかなあ、と思うからです。

見事サクラ咲いた受験生のお父様お母様、本当におめでとうございます。

思う結果ではなかった受験生のお父様お母様。

お子さんの人生、どこでサクラ咲くか、なんて、まだまだわかりません。

(うちのムスコだって、先は長い。まだわかりません。)

楽しみに見守りましょうよ~!!。

きっと満開のサクラ咲きます!!

 

 



 

 

 
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